ポリー・ホーヴァート 代田亜香子訳 『みんなワッフルにのせて』 白水

 プリムローズの両親は、海で行方不明になってしまいます。両親が「死んでしまった」のだと、周囲の人々は物的証拠を次々つきつけるのですが、プリムローズは「自分がほんとうだと感じる」ことを信じて、両親の帰りを待っています。  両親がいなくなったこと以外にも、プリムローズにはずいぶん酷い目に遭っているはずなのですが、物語は決してしめっぽくはなりません。日々の中にあるおかしみが伝わってきます。  各章末に、出てくる料理のレシピつき。

あたしが思うに、ほんとうにだれかを守るなんてことはできないんだろう。というか、あることから守れたとしても、べつのなにかがやってくる。(P.61)


読了日:2007/01/25 →日記での言及ページ


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