谷山浩子 『悲しみの時計少女』 サンリオ

 読んだのは、図書館から借りた本なのですが。ええと、表紙をめくったら、本の帯の推薦文が載っている部分が貼り付けてあってびっくりしました。
 見知らぬ男がさも自分の待ち合わせ相手かのような顔をしてやって来て、続いて顔が時計の少女が現れることを始め、主人公浩子さんは次々と不思議なできごとに遭遇します。不思議なだけじゃなく不気味で怖いです。脈絡なく続いていくように見えて、実はちゃんと系統だっている物語で、主人公が抱く「なぜ?」にはちゃんと答えが用意されているのがおもしろかったです。

ざいりょうは、ぼくのおねえさんだよ。ぼくのおとうさんが、ぼくのおねえさんをさらってきて、とけいにとじこめて、はとにんげんにしたんだ。だからこれは、ほんとのはとどけいなんだよ(P.41)


読了日:2006/10/19 →日記での言及ページ


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