皿海達哉 『チッチゼミ鳴く木の下で』 講談社

 主人公の進が引き起こしたものごとは、後味のよくない結末を迎えます。ずるいこと、ごまかすこと、正直でないことは、決しておおっぴらに褒められたり推奨されたりすることはないけれど、人間にはそれを仕方のないことだとしてしまえる面もあるのだという風に、描かれているように思えます。

読了日:2006/11/01 →日記での言及ページ


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