西の善き魔女外伝3 真昼の星迷走(荻原規子)/C・novels fantasia

 記憶を操作する吟遊詩人、世界を見守る賢者など、世界の謎に関するSF的なエピソードが入っている巻です。
 のっけから、アデイルとヴィンセントの言い合いに笑ってしまいました。


「(前略)どうしてそこまで殿方に手厳しいの。作中人物に関しては、極端に夢見がちな貴方の癖に」

「あら、当然なことを聞かないで。現実が夢をぶち壊すからにきまっているじゃないの」


 心の底からこの「夢は夢、現実は現実」発言に共感してしまいました。ヴィンセント万歳っ!(笑)

 それにしても、血の繋がらない兄・ユーシスを想うアデイルの気持ちが報われますように、と祈らずにはいられません。 でもこのおにーちゃん鈍感だからなぁ・・・

 「出会う男性ほぼ全員の心をとらえる美女(本文P14)」であるレアンドラ姉さんの過去も少しだけ語られましたね。 彼女の誘惑ゼリフはすごいです。

「そう、キスはしているのか。よろしい、では、そのつぎは?君には、気になる女の子としてみたいことが、 もっとつぎつぎにあるんじゃないの?」

 様々な誘惑ゼリフの一群から、ほんの一部を引用(笑)
 もちろん、あの主人公カップルにも、幸せになって欲しいと願っています。


読了日:2005/07/13 →日記での言及ページ


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