放課後の音符(山田詠美)/新潮文庫

 語り手の「私」の周りにいる、さまざまな「いい女の子」たち・・・一般的な「いい子」という意味ではなくて、 解説の堀田あけみさん曰く「将来的に女になっていく準備をしている」「一生女でいる」女の子たちと、 だんだん「いい女の子」になっていく「私」自身の恋を描いた、8つの短編が収められています。


 女の子であるから経験する痛み、甘い感情、言葉にできない諸々がたくさんとじこめられている本。 「女子高生」でいるうちにこの本に出逢えたのは幸せなことなのだと思います。

それは、痛みを無駄にしないことから来る幸せです。放っておけばマイナスにしかならない様々な痛みは、 咀嚼して味方につけてしまえば、強く優しく魅力的になるための踏み台となってくれるものです。(P.191 解説より)


読了日:2005/08/16 →日記での言及ページ


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