サイコロジカル上・下(西尾維新)/講談社ノベルス

 なんだか、これまででいちばん殺され方がグロいと思ったのですが。 いや、いつもは竹さんの可愛いイラストでイメージが作られているおかげで、あんまり気持ち悪くならないのですが。 今回の死体の描写は私としてはちょっとだめでした。
 句点にたどりつくまでに読点がいくつもいくつも打たれる長い言い回しはいつも通りに楽しかったです。 何度も途中で爆笑しそうになりましたし。 登場人物たちの大胆な言動(引用するのがはばかられるような)にどきりとさせられる場面も多々ありました。
 ずっとほのめかされてきた玖渚友といーちゃんの過去もほんのちょっとだけ明かされたようです。 友が《死線の蒼》と呼ばれていたときのこと、いーちゃんが友を「壊した」とはどういうことなのかなどなど、 いつか明かされるのが楽しみな謎はまだまだたくさんあります。それにしてもいーちゃん、 友のことになると本当にすぐにむきになっちゃうのですね。 《一群》の他のメンバーがこれから登場することもあるのでしょうか。


読了日:2004/07/10


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