クビシメロマンチスト(西尾維新)/講談社ノベルス

「一つの世界が壊れる“そのとき”を描ききった新青春エンタの傑作!」(裏表紙の紹介文より)

 読み終えて、確かに壊れてるなと思いました。 語り手のいーちゃんの戯言も前作よりさらに後ろ向きになっているような。 本気でいーちゃんの親の顔が見てみたい。今回登場した連続殺人鬼の零崎人識、 殺人鬼の癖になんだか憎めない奴という印象でした・・・いや、実在したらと思うと恐ろしいですが。 「呼吸をするように人を殺す」ってそんなことされたらたまりません。
 二転三転する結末に翻弄さました。しかし、最後の最後の一言までとことん容赦がなかったですね・・・。
 今回出番の少なかった玖渚友ですが、相変わらず可愛いですねー。 この「いーちゃん、愛してるよん、ぶいぶい」といった話し方が私は好きなのですが、 これにいらいらする人にはただむかつくだけの奴でしょうね。それぞれの登場人物たちの独特な言い回しを楽しめるか、 そのキャラを可愛いと思えるか否かで、このシリーズを好きになるかどうかは大きく変わってくるのではないかと思います。


読了日:2004/06/10


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