家守綺譚(梨木香歩)/新潮社

 いくつもの短編でできています。自分がいる世界と、 そうではない別の世界との線引きが曖昧で・・・異界のものを異物として排除したりしない、 当たり前のこととして受け入れているおおらかさにほっこりした気持ちになれます。 「生臭いものも食わねば衆生の気持ちはわからん」と臆面もなく言ってのける和尚さんなど、 登場人物のとぼけ具合も楽しいです。


読了日:2004/10/23


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