エンジェル エンジェル エンジェル(梨木香歩)/新潮文庫

 「西の魔女が死んだ」を読んで、梨木香歩さんの他の作品に興味を持ち、 次に購入したのがこの「エンジェル エンジェル エンジェル」をだったのは、 「わたしはひどいことをしました。神様はわたしたちをおゆるしになるでしょうか――」 という本の帯の文句に惹かれたからかもしれません。
 補習や宿題が多いことで知られる進学校に通う女の子・コウコの現在と、 コウコのおばあちゃんの少女時代が交互に語られていきます。後者はすべて旧仮名遣いで記されていて、 セピア色の情景が浮かび上がってくるような、そんな雰囲気をかもし出しています。
 物語が進んでいくにつれて、 おばあちゃんの現在から少しずつずれていってしまうような発言の意味しているものがわかっていって・・・。 なんだか過去と現在が交錯する瞬間を見ているような不思議な気持ちになりました。


読了日:2004/03/18


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